3月21日 春彼岸会

3月21日 春彼岸法要を厳修しました。

 

ブログ136 ブログ137

 

 

 

 

 

 

コロナ禍に入り、例年は一座で行っていた大法要も「密」を避けるため、幾座かに分けて厳修しておりました。

これに関しましては「病から学んだ幸い」であり、多くのメリットがありました。

一番は人が分散されることにより多くの方々と丁寧にご挨拶させて頂くことができることです。

この分散方法に関してはコロナ禍の学びを活かし、マスク着用の義務が解除された昨今ですが、これからも継続していく所存です。

 

仏事事の簡素化がコロナの影響もあり年々加速していく一方ですが、故人を愛おしむ、弔う気持ちに時代は関係ありません。こうして檀徒沢山の方にお参り頂く姿を拝見することにより、私も坊主の恰好していながら、先祖様に対する供養を疎かにしてはならないと襟を正す良き機会を与えて頂いているような気がしてなりません。御先祖様を想うということは、御先祖様が遺してくださった現在の自分の周りの環境に感謝するということにも繋がってきます。先ずは一番近しい先祖に成る両親、両祖父母への感謝の気持ちを再確認し日々精進ご修行して参ります。

 

読者の皆様、季節の変わり目ですので、くれぐれも御自愛くださいませ。

 

合掌 善隆 記

 

 

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

3月1日 月例祈祷会

 

ブログ135

 

 

 

 

 

 

 

3月1日、月例祈祷会を厳修しました。

本日より副住職も遠寿院荒行堂の任務を終え戻って参りましたので

令和4年度の荒行堂無事満行の報告を法要前にさせて頂きました。

 

今月よりマスク着用義務が緩和されるという世情を受け、コロナ禍の長い長いトンネルに明確な光が見えてきたように思えます。私の通っているジムでもマスク着用の義務が解禁となりました。大変に嬉しく思います。

コロナ禍でのガイドラインの一つに「大きな声を出さない」とありますが、「大音声」なくして御祈祷の迫力はなし得ません。

一日も早く大きな声で御祈祷をさせて頂ける日を待ち望んでいます。

 

合掌 善隆 記

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2月19日供養法要

令和5年2月19日(日)午後1時より供養法要を厳修いたしました。

お寺の境内の梅の花も、ちらほらほころび始め、確実に春の足音が近づいてまいりました。吹く風はまだ冷たく感じられますが、暖かい春の風を運んでくれています。まさしく三寒四温とはうまく言ったものですね。

読経の前に日蓮大聖人の御遺文、新池御書の一文を拝読させて頂きました。

檀信徒の皆さま(私も含めて)に対し、少しでも理解が深まるように、瀬野泰光先生の御著書「南無妙法蓮華経のこころ」を大いに参考にさせて頂いた上で、僭越ながら理解の一端を述べさせて頂きたく存じます。

法華経の信心に依らなければ成仏はありえないとか、法華経を信心の拠り所とせよと言う主張は、日蓮大聖人の独断ではなく、どれもお釈迦様の御本意であり「法に依って人に依らざれ」と言うお釈迦様の御遺言を守ることで必然的に導かれる結論だと言うこと。そしてこの御遺言を堅守することは御題目に生きることに他ならないと言うこと。従って日蓮大聖人の宗教は御題目に始まり御題目に終わるのだ、と言うことに少しばかり理解を深めることが出来たように思います。

コロナ感染者も大分落ち着いてきましたが、まだまだ安心は出来ません。お寺のように人の多く集まる場所では、換気とマスクはやはり必要だと感じます。

さて本日は、先祖供養法要です。例月のとおり、方便、自我偈、神力偈、咒陀羅、お題目、此要の後、檀信徒の皆さまと、法華経の中でも最重要の自我偈を太鼓を叩きながらの三転読修行を行いました。終わりに住職より挨拶があり本日の法要は滞りなく終了いたしました。

檀信徒のみなさま御修行大変お疲れ様でした。 合掌   善徹記

「新池御書」

此の経の信心と申すは少しも私なく、経文の如くに人の言を用ひず法華一部に背く事無ければ仏に成り候ぞ。仏に成り候う事は別の様は候はず。南無妙法蓮華経と他事なく唱え申して候へば天然と三十二相八十種好を備うるなり。如我等無意と申して釈尊程の仏にやすやすと成り候なり。

等々日蓮在御判 南無妙法蓮華経。

「現代語訳」

この経の信心というのは、少しも自己流の解釈ではなく、また経文に忠実に、人の説に依らず、法華経一部に背くことがなければ仏に成れるのです。仏に成るということは特別のことではありません。南無妙法蓮華経と他の事にとらわれることなく唱えていくならば、自然と三十二相・八十種好を備えられるのです。方便品第二に「我が如く等しくして異なることなからしめん」といって釈尊の如き仏に簡単になれるのです。

image3image2法要

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加