8月1日ほうろく灸祈祷法要

令和5年8月1日(火)午後1時より、ほうろく灸祈祷法要を厳修いたしました。昨日の猛暑とは打って変わり、午前中は晴れていましたが、午後からは空模様が怪しくなり、雷鳴も響き大粒の雨も降り始めました。そのせいか気温も五度位下がり涼しく感じられました。

ほうろく灸祈祷法要では、「ほうろく」と言う素焼きの皿を、経文が書かれた紙と共に、頭に乗せ、もぐさの灸を据え、暑気払いや、身体健全、病気平癒等の健康祈願をいたします。

ほうろく灸祈祷法要の前に住職より、季節の変わり目を指す土用(辰、未、戌、丑)、特に丑にまつわる説明がありました。丑三つ時や、鬼門に当たるのが丑寅の方角(北東)であること等、丑についての説明がなされ、季節の変わり目である土用は体調を崩しやすいので「う」が付く食べ物、特に夏の土用の丑の日には「うなぎ」等を食する習慣が根付いたとの解説がありました。

いつもの読経(方便、自我偈、神力偈、咒陀羅、お題目、此要)の後、ほうろく灸祈祷法要では二座に分かれて実施されました。住職、副住職による自我偈読経、お題目太鼓が打ち鳴らされる中、檀信徒の皆さまは、お皿を頭より少し浮かせたり、ハンカチ等を頭とお皿の間に当てたりして、それぞれ熱さ対策をして修行を受けておられました。さぞや心身ともにスッキリされたことと存じます。檀信徒の皆様大変お疲れ様でした。 合掌  善徹記

 

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7月17日 盂蘭盆法要

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7月16日 新盂蘭盆法要

翌日7月17日には盂蘭盆法要を午前と午後の2座に分け厳修しました。

お盆と言う事で、「霊界」について法要前には「目連尊者の母」が居た餓鬼の霊界の話を説明させて頂き、法要後には「霊界」の意義について説明させて頂きました。

「八識」の内「六識」眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識は私達の寿命が終わると同時に、消滅します。しかし残りの二識「末那識 マナシキ」「阿頼耶識 アラヤシキ」の魂は残る。この魂が仏教で言う霊魂の存在です。そしてこの霊魂は苦しく辛く亡くなった場合は、その状態のままで保たれ同じ状態で次の人生を迎えてしまうのが、仏教における「霊」の教えです。

特に阿頼耶識は「大切なものをしまう蔵」又は「業」と言われていますが、人生が楽しく、行動した事が全てうまくいけば、良い思い出としての「良い思い出をしまう蔵」になりますが、霊魂の字を見ると 云(うん)と鬼(おに)の字から成り立っています。云の字は雲の下から竜が回転した姿を現す様子を現しているそうです。そして隣に鬼が有り「鬼」と「雲」と「竜」が合わさっている姿は、人間の人生を生きる大変さそのものを感じます。

またこのお盆の起源である、目連尊者の母の「慳貪の業」も本来私達人間界の持ち合わせた行動の宿題「業」の在り様を表しています。と言う事は「霊魂」になっても修行が続くと言う事です。

この事からも「霊」は自分では動き様が取れない為、供養する行為と生きている時に「徳」を積むと言う事が大変重要になります。お盆と言う行事は現在ではお休みの代名詞ですが、人間の元来持ち合わせた「意地悪の行動」を自らが感じ、反省をする心を見つめ直す良い行事です。

生きて「徳」を積む。「供養」やご先祖様へのお参りも大きな「徳」です。

業を重ねる。「イラっと」したら心にお題目を。宜しくお願い致します。

中道善信

 

 

 

 
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7月1日 祈祷会

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7月1日 祈祷会を奉修しました。

昨日より降り続いていた雨も法要時間(13時)にはすっかり上がり、

皆様帰路に着く際には傘が用無しになっておりました。

 

さて、本日より7月です。

お盆の季節がやって参りました。

今日はお盆の到来に因み、お盆の由来となった目連尊者のお話をより深く解説させて頂きました。

昔、目連というお坊さんの母が地獄に堕ちてしまい、その苦しみの様子をインド語で「ウランバーナ」といいこれが変化して「お盆」となりました。

我々が普段、お盆お盆と呼んでいる言葉の由来は実は「想像を絶する苦しみの様子」だったのです。

 

そこで要となってくるのが、何故、目連さんの母は地獄に堕ちてしまったのか。

そこにスポットライトを当て「因果」、「業」という難しい言葉を用い住職より説明がされました。

 

天気予報を見ると本日より2週間連続の30℃越「☀」マークでした。

皆様もどうかくれぐれも熱中症にはお気をつけ下さい。何よりも体が資本です。

 

合掌 記 善隆

 

 

 

 

 
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