妙信寺ブログ

9月1日祈願会

9月1日祈願会(月守札授与)を厳修いたしました。法要に先立ち「ご遺文 法華題目鈔」の拝読・解説をいたしました。法要中、住職による御祈祷が檀信徒の皆様に行われました。法要後住職の挨拶、善隆師による挨拶がありました。

「法華題目鈔」
問うていはく、法華経の意をもしらず、義理をも味わはずして、ただ南無妙法蓮華経とばかり五字七字に限て一日に一遍、一月乃至一年十年一期生の間にただ一遍なんど唱へても、軽重の悪に引かれずして四悪趣におもむかず、ついに不退の位にいたるべしや。答えていわく、しかるべきなり。
等々日蓮在御判 南無妙法蓮華経

「現代語訳」
まず最初にお尋ねしますが、法華経の意味もわからず、説かれている教義や法理をも知らないで、ただ南無妙法蓮華経と五字・七字にだけ限って、一日の中にたった一遍だけ、あるいは一か月の中に、あるいは一年の中に、または一生涯の間にただ一遍だけでも、一心に法華経の題目を唱えたならば、軽い重いの悪業に関係なく地獄・餓鬼・畜生・修羅といった四悪趣に落ちることなく、ついには不退転の位に至って仏に成ることができるのでしょうか。お答えしましょう、まったくその通りです。

写真は上左より、読経中の檀信徒の皆様、御祈祷中の住職、挨拶をされる善隆師と住職

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8月15日唱題行

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唱題行をされる檀信徒

本日は72回目の終戦の日です。当山でも戦没者追悼慰霊のため、正午の時報に合わせ45分間の唱題行を厳修致しました。太鼓と共に檀信徒の皆様とお唱えするお題目は堂内に鳴り響きました。長時間にわたりお唱えするお題目の大音声は、必ずや戦没者の御霊に届いたものと信じます。

唱題行の後、1階大広間でお素麺を皆様と共に美味しく頂きました。有難うございました。合掌

 
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8月1日焙烙灸祈祷会

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御祈祷される住職と焙烙灸を受けられる皆様

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お話をされる辻内先生   お経本の話をされる住職

8月1日午後1時より、恒例の焙烙灸(ほうろくきゅう)祈祷会が厳修されました。

焙烙灸祈祷会とは、ほうろく(素焼きのお皿)を頭に乗せ、頭頂部のツボ(百会)にお灸を据え、これにより夏バテ封じ等無病息災を祈願する法要です。住職の祈祷と共に、頭上のもぐさに火がつけられ煙の立ち込める中、多くの皆様、頭頂の熱いのを我慢しながらの焙烙灸でした。ツボを刺激した後、大広間で胡瓜のお吸い物をいただき水分補給をいたしました。皆様が無事にこの夏を乗り切られることをご祈念いたします。

また今回は初めての試みとして東洋医学の見地から、横浜市内で鍼灸院 愛院(あいん)を開院されておられる、鍼灸師の辻内敦先生に、ツボ(経穴)に関するお話をしていただきました。少しですが理解できたように感じました。また御希望者の方々には施術もしていただきました。有難うございました。合掌

 

ツボ(経穴)とは?

ツボとは専門的には経穴(けいけつ)と言います。東洋医学では、「気」の存在を前提として身体をめぐる無形のエネルギーを「気」、「気」の流れる道を経絡(けいらく)と呼びます。ではツボ(経穴)とは何かと言うと、経絡と言う道に主要な場所があり、駅で言えば、特急が停車する大きな駅です。これをツボ(経穴)と呼びます。各々のツボ(経穴)には「気」が集まり易いと同時に、悪いものや「気」の停滞(邪気)も集まり易い性質があるために、治療でも非常に有効なポイントとなります。ツボ(経穴)は身体中に無数に存在します。

 

ツボ(経穴)の使い方について

病気になったり、身体に変調が出たりする時、その原因の多くは内臓の不調によって起こると東洋医学では考えます。不調は「気」の流れの変調となり、経絡の状態やツボ(経穴)の状態もそれに伴い異常を示します。鍼灸治療はツボ(経穴)の状態を徹底的に調べることにより、身体内部の状態を知り、ツボ(経穴)を整えることによって、遠隔的に内部を整えると言った方法をとります。それが鍼灸治療とツボ(経穴)の関係です。つまり、ツボ(経穴)を揉んだり叩いたりすると言うことは、「気」の流れを動かして内臓を刺激する試みに他なりません。

 好転反応について

自己治癒力が高まり、健康を回復する過程で身体から老廃物(体毒)が排出されるために様々な症状が出ます。自己治癒力が高まった結果、体内にあった老廃物(体毒)の排泄症状が出ること、強くなることを好転反応と言います。この好転反応(=排泄症状)は熱や湿疹、下痢や軟便、耳だれ、鼻血、唾液、汗など人によって様々です。また物質的な老廃物だけではなく、心の老廃物の排泄も生じることがあります。過去の抑圧した感情が出てきて、悲しみ、怒り、イライラ、落ち込みなども好転反応と言えます。症状が改善に向かう途中に、揺り戻しもあります。人の身体には恒常性と言う現状の生命を維持しようとする働きがあるからです。

 
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