妙信寺ブログ

11月1日祈願会法要

土籠御書

日蓮は明日佐渡の国へまかるなり。今夜のさむきにつけても、ろうのうちのありさま、思ひやられていたはしくこそ候へ。あはれ殿は、法華経一部を色心二法共にあそばしたる御身なれば、父母・六親・一切衆生をもたすけ給ふべき御身なり。法華経を余人のよみ候は、口ばかりことばばかりはよめども心はよまず。心はよめども身によまず。色心二法共にあそばされたることこそ貴く候へ。                 等々日蓮在御判 南無妙法蓮華経

「現代語訳」
日蓮は明日佐渡の国へまいります。それにつけても今夜の寒さで、貴殿が籠の中で震えているのではないかと心配でなりません。この度の法難で、貴殿は法華経一部を身と心の二通りで読む、という貴い御身になられました。父母・六親のみならず一切衆生をも助ける使命ある御身となられたのです。法華経を余の人は、口だけ言葉だけ読み、心で読んではおりません。また心で読んでいたとしても、身で読んではおりません。そのような中で、貴殿は身と心の両方で読まれました。ですから貴いのです。

 

 
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10月22日 御会式法要

10月22日(日)午後1時より、沢山のお塔婆が立ち並ぶ中、日蓮大聖人第七三六遠忌御会式法要が有縁のお上人方の出仕を賜り厳修されました。当日は台風の影響による大雨で生憎の天候にも拘わらず、多くの檀信徒の皆様が参拝に来られました。本堂内は毎年恒例となっております檀信徒の皆様による手作りの満開の御会式桜により美しく荘厳されました。

法要後善隆師より入行にあたり挨拶がありました。また参拝者の皆様はご自分が引かれた御会式桜に取り付けられた短冊の文を読まれ、あちらこちらに文の意味を質問する姿も見られました。短冊に書かれた文は皆様の信仰指針となることを願っております。

法要後、1階大広間に於てご供養の宴席が設けられました。総代によるご挨拶、乾杯のご発声により宴席が始まり、皆様楽しく歓談されておられました。ご供養の奉納を頂きました皆様、また本席のご給仕をされた皆様、誠に有難うございました。合掌

写真は上左より、日蓮大聖人のお塔婆、法要風景、同法要風景、下左より、挨拶をされる善隆師、ご挨拶をされる中道筆頭総代、御会式桜と短冊に書かれた文

 

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10月1日 祈願会

 

10月1日 月例 祈願会を厳修致しました。

毎月、日蓮大聖人の御遺文を用いて、法話をさせて頂いておりますが、

今月は御遺文ではなく、自ら想う所の話をさせて頂きました。

 

内容についてですが、

「檀家」という言葉の意味について説明させて頂きました。

昨今、檀家というと良いイメージを持たない方も沢山おられるようです。

壇家の「壇」という字は、お布施やお給仕の意味を持ちます。

現代では檀家というと、そのお寺にお墓を持っている家の事を指すようですが、

本来の意味ではお墓ではなく、布施や給仕の心をいいます。

つまり布施や給仕をしてくださる一家を指します。

 

妙信寺でいう檀家様は毎月、御講日に来て頂いている方々の様に、

お寺に対して給仕、布施、尽力して頂けるような方々を指し、

そこにお墓が有るか否かは問いません。

という話をさせて頂きました。

 

 

このお話しを上座からさせて頂いた折、

改めて僧侶としての襟を正そうと檀家様方の前に於いて

誓った次第であります。

 

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