妙信寺ブログ

6月16日 供養法要

令和6年6月16日(日)午後1時より供養法要を厳修いたしました。

梅雨入り前にも拘わらず、今日も夏本番を思わせる暑い一日でした。それでも多くの参拝者がお参りに来られました。誠に有り難うございます。

関東地方は梅雨入りが送れており、カラ梅雨で終わり、今年の夏も猛暑の懸念が出て来ました。熱中症に呉々も気を付けなければいけませんね。

読経の前に、本日は父の日ですが、母親と比べると父親の権威が落ちている昨今にあって、檀信徒の皆さまに対し、亡き父親の追善供養のため、御戒名を紙に書いて頂き、法要中に読み上げを行いたい旨の話が住職よりあり、沢山の方のお申込みを頂きました。

第三日曜日の供養法要ではいつもの通り、方便、自我偈、神力偈、咒陀羅、御題目、此要の読誦があり、檀信徒の皆さまと共に、太鼓を叩きながら自我偈三転読修行を行い、本日の法要は終了いたしました。最後に御遺文、立正安国論の一文を拝読させて頂きました。

「立正安国論」

人の心は時に随いて移り、物の性は堺に依りて改まる。譬へば猶水中の波に動き、陣前の軍の剣に靡くがごとし。汝、当座は信ずといえども、後定めて永く忘れん。

等々日蓮在御判 南無妙法蓮華経

「現代語訳」

人の心は時が移れば変わりやすく、かつ物の性質も周囲の環境・状況によって変わってしまいます。ちょうど水に映った月が波によって動き、戦場で兵士がおびえるようなものです。あなたは今、正法を聞いて信じると決心しているようですが、後になると忘れてしまうこともあるでしょう。しかし動かない信心こそが必要です。

檀信徒の皆さま本日の御修行大変お疲れ様でした。 合掌  善徹記

 

 

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6月1日 月例御祈祷会

6月1日 月例祈祷会を厳修致しました。

 

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この日は諭達というものを用い、住職より法話がありました。
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論達とは辞書によると、

「役所から人民に触れを出し、さとすこと。また、その内容」とあります。

当宗(法華宗)に於いては大本山の御貫首からの発信になります。

 

↑論達に目を通して頂きたいのですが、

檀家離れ、寺離れ、寺と檀家との関係性の希薄化を危惧される内容が説かれています。

 

当住職によると、本来この論達にはこのような内容は説かれることはなく、

本来であれば正法(法華経、お題目)の流布に励むことを御貫首が宗門内の僧俗に訴えかける内容が多かったというが、

論達にこのようなことが説かれ、ぐうの音も出ない昨今の寺院情勢についての私見を述べられました。

 

記 善隆 合掌

 

 

 

 

 

 

 
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5月19日 御供養会

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5月19日 御供養会を厳修しました。

 

この日は先ず先日の福寿稲荷大善神祭、無事厳修の御礼の挨拶と、

その時に法話をされたお上人の信心の在り方に感銘を受けた話をさせて頂きました。

 

我々の布教の方法として「ご法話、お説法」というものがあり、

これは話を通じて大衆に信心、信心の在り方をお伝えするという布教方法であります。

現代の僧侶の多くは人々に「わかり易く」ということを旨に日蓮聖人の歴史や教え、法華経の文などを抜粋して自身の経験などと照らし合わせたりして法話説法をします。

しかしながら古くから妙信寺とご縁ある先日来山くださった上人は、

とにかく「お稲荷様を信じてください、必ず救ってくれます、必ず助けてくれます」

とお話しされます。

恐らく話している人の「信心」というものが希薄であればこの話は全く伝わらないのでしょうけれども、この上人のお話はもの凄く心を討たれるものがあります。これを感じるのは私だけではありません。

これを受け感じたのは法話の原点は「信じてください」これに尽きるんだと。

まだまだ修行不足の私にはこのような境地に至れないですが、願わくば20,30,40年後、この上人のように「信じる者は救われる」という話を檀信徒さまへお話したいな、と切に思った次第であります。

 

記 善隆 合掌

 

 

 
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