妙信寺ブログ

8月15日唱題行

8月15日(火)正午より恒例の唱題行を厳修いたしました。

終戦から77年となる本日、戦没者慰霊のため、11時50分より自我偈の読経が始まり、正午の時報に合せて檀信徒の皆様と太鼓を打ちながら45分間の唱題行を厳修いたしました。

コロナウイルス感染症が私達の身近にも蔓延しており、欠席者も多かったのですが、猛暑の中多くの方がお参りに来られました。誠に有り難うございました。

終わりに住職より、去る7日午後6時より新盆を迎えられた方々の、第2回「送り火の会」が厳かに行われ、参加者の皆様から異口同音に良かったと言うお言葉を頂き、今後もこの行事を続けて行きたい旨の話がありました。これこそがこれから発展させようとする「妙信寺グリーフの会」と存じます。本当に良かったと感じております。詳細はブログの中で発表する予定です。

併せてコロナ感染症はいつ感染してもおかしくない現状なので、十分に体調管理に留意して頂きたい旨の話があり、本日の法要は終了いたしました。

また(一般社団法人)すまいる様より生花のご奉納を頂きました。誠に有り難うございます。

合掌 善徹記

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8月1日 焙烙灸祈祷会

 
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8月1日 焙烙灸祈祷会を厳修しました。

 

恒例となった焙烙灸祈祷会ですが、

頭にのせたお灸の熱さよりも焙烙を上げている腕の方が辛いという意見も多く聞かれます。

それを皆経験しているためか、自然と皆がお年寄りや女性のサポートをされる姿がとても印象に残っています。

とても有難いです。

 

 

この御祈祷は頭の「百会」というツボを刺激し、

暑気封じの御利益を頂けるとされていますが、昨今は昔とは比べ物にならない程の猛暑酷暑が続いております。

 

神仏にお祈りする気持ちも大切にしながら、

現実的な心身の栄養補給も忘れずに暑い夏を乗り切りましょう!!

 

 

 

 
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7月 盂蘭盆会 

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7月 17日午前午後、18日午前午後

計4座に分け 盂蘭盆法要を厳修しました。

 

お盆の法要ということで、

お盆の意味、由来について毎年の如くお話させて頂きました。

 

「お盆」の意味は?

と子供たちに尋ねてみても、

夏休み!海!スイカ!キャンプ!

等と楽しく愉快なワードの返答しかありません。

本来は「逆さづりの苦しみ」と知るとゾッとしますね。

私も初めて知った時は同じ気持ちでした。

 

元々、お釈迦さまの弟子の僧侶(目連尊者)が母親を亡くした際の説話からなります。

目連尊者の母親が地獄界(正式には餓鬼界)に堕ちてしまい、

その地獄界の母親の苦しみを例えた語がウランバーナー(盂蘭盆=逆さ吊りの苦しみ)であります。

その母親をウランバーナ―(盂蘭盆=逆さ吊りの苦しみ)から救出しようと、

一年の真ん中に当たる夏の時期に沢山の僧侶を招き供養法要をしました。

この説話から「お盆」の習慣が始まりました。

 

 

一見、「ウランバーナーの苦しみから救う」という方に視点を当ててしまいがちですが、

因果の「果」ではなく「因」に注目する、ということも信仰心の一つであります。

 

では何故この僧の母親は地獄に堕ちてしまったのでしょうか。

それは生前の「悪業」です。人に対して大変いじわるだったそう。

 

人間誰しもが生まれながらに持ち合わせている「いじわるの心」

人間の魂には漢字の如く「鬼」が潜んでいるのです。

もしかすると、お盆は誰しもが地獄に堕ちる可能性があるのよ。

と先祖様が示唆してくれているのかも知れません。

 

人間の心を巣食う鬼=「欲」を退治すべく

このお盆の時期にも「鬼は外」が必要なのかもしれません。

 

昔からの格言「人に優しく 自分に厳しく」を一日でも実行してみましょう。

私も「人に厳しく 自分に優しく」の日々をを戒めます(+o+)

 

合掌 善隆

 

 

 

 
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