妙信寺ブログ

8月15日唱題行

終戦から79年を迎えました。全国戦没者追悼式が日本武道館において挙行されましたが、当山に於いても、戦没者慰霊のため、檀信徒の皆さまと正午の時報に合わせて、お題目太鼓を打ち鳴らしながら約40分間(約1000題目)の唱題行を厳修いたしました。檀信徒の皆さま大変お疲れ様でした。

唱題行修行の後、住職よりお施餓鬼法要時に必ず唱える法華経授記品第六の一節の重要な経文、「如以甘露灑(にょいかんろしゃ)除熱得清凉(じょねっとくしょうりょう)如従飢国来(にょじゅうけこくらい)忽遇大王膳(こつぐだいおうぜん)」の解説がございました。この経文は甘露をそそがれることにより熱が除かれ、清凉を得るがごとく、飢餓の国から来た人がたちまち最高のご馳走の前に座るが如くと言う意味で、お釈迦様の弟子達が、お釈迦様から「あなたは未来世において成仏する」と言う予言を受けたその悦びを表現したお言葉です。

また一階大広間において、今まで控えていたお素麺の御供養があり、皆様美味しく頂いておられました。

檀信徒の皆さま猛暑の中、お参り有り難うございました。 合掌 善徹記

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8月4日送り火の会

令和6年8月4日(日)午後5時より、本年新盆を迎えられたご遺族様等を対象に、送り火の会を開催いたしました。夕方とは言え猛暑の中、ご参加された皆様には大変お疲れ様でした。

本堂に設営された、白木のお位牌とお灯明が置かれた指定場所に、参加者の皆様は着席され副住職の司会で送り火の会は始まりました。

はじめに副住職より大切なご家族を亡くされ、悲嘆や喪失感を抱えておられるご遺族の皆様に、この会の趣旨および進行について説明があり会は進められました。

住職が導師となり、参加者全員で御題目をお唱えし、各自自己紹介を行った後に、皆様の心の中の想いを語って頂きました。

一巡したところで全員が階下に移動し、玄関前に設置したお焚き上げ用の焼却炉に白木のお位牌、想いを記載した散華を投入し、住職と共に御題目をお唱えしながら、各自御霊の成仏を祈りました。合掌  善徹記

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8月1日焙烙灸法要

令和6年8月1日(木)午後1時より、焙烙灸法要を厳修いたしました。連日の酷暑にも関わらず、お参り頂きました檀信徒の皆さま、誠に有り難うございました。

本日は毎年恒例の焙烙灸法要です。読経前に住職より、今までは焙烙という素焼の皿に火の点いたもぐさを置き、その皿を頭上に乗せて百会というツボにお灸を据え、熱中症や夏バテを予防する焙烙灸を行っていましたが、昨今、寺院でも東洋医学の観点から、鍼灸師による熱中症予防の施術が増えて来たことから、焙烙灸と併せて、希望者には鍼灸師の先生によるお灸の施術(写真右下)をして頂くことになったとの話があり、妙信寺とご縁のある鍼灸師の辻内敦先生が紹介されました。先生より自己紹介および熱中症に効果のあるツボについての説明がありました。

読経に移り、方便、自我偈、神力偈、咒陀羅、お題目、此要の後に住職、副住職による読経の中、焙烙灸が行われました。その後、鍼灸師の先生による施術が行われ、本日の法要は終了いたしました。檀信徒の皆さま酷暑の中お疲れさまでした。

もぐさを焙烙の上で燃やし、焙烙を両手で支えることから、安全面等で、焙烙灸の行事も今後は形態を変えて実施することが必要になる時が来るかも知れませんね。合掌  善徹記

 

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