4月15日(日)午後1時より供養法要を厳修いたしました。
「上野殿御返事」(現代語訳)
そもそも現今にあっては、法華経を信じる人もあるが、ある人は火のごとく信じ、またある人は水のように信じている。火のように信じる人というのは、説法を聞いた時は燃え立つように熱心になり夢中になって信仰するが、一時的なものであって、時間がたつに従って熱心さが消え、やがて捨て去る心をいうのである。これに対して水のようにというのは、いつも退くことなく持続して信じることである。
冒頭善隆師よりご遺文、上野殿御返事の一節「火の信と水の信」が拝読されました。この御遺文中の「水のようにというのは、いつも退くことなく持続して信じることである」ということを「ルーティン、日課」に置き換えて皆様に分かり易く説明されました。このように私達は各御家庭でお上げするお経も、日々の「日課」として捉え「おつとめ」することがとても大切で、それが持続の道なのではないかと思います。
また法要の中で、檀信徒の皆様と共に、声高らかにお唱えするお題目と、お自我偈太鼓には心が洗われます。法要後住職よりご挨拶、ご遺文の補足説明、および知恩、感恩、報恩についての御説法がございました。 合掌 善徹
写真は法話をされる善隆師、法要風景及び知恩、感恩、報恩の御説法をされる住職