終戦から79年を迎えました。全国戦没者追悼式が日本武道館において挙行されましたが、当山に於いても、戦没者慰霊のため、檀信徒の皆さまと正午の時報に合わせて、お題目太鼓を打ち鳴らしながら約40分間(約1000題目)の唱題行を厳修いたしました。檀信徒の皆さま大変お疲れ様でした。
唱題行修行の後、住職よりお施餓鬼法要時に必ず唱える法華経授記品第六の一節の重要な経文、「如以甘露灑(にょいかんろしゃ)除熱得清凉(じょねっとくしょうりょう)如従飢国来(にょじゅうけこくらい)忽遇大王膳(こつぐだいおうぜん)」の解説がございました。この経文は甘露をそそがれることにより熱が除かれ、清凉を得るがごとく、飢餓の国から来た人がたちまち最高のご馳走の前に座るが如くと言う意味で、お釈迦様の弟子達が、お釈迦様から「あなたは未来世において成仏する」と言う予言を受けたその悦びを表現したお言葉です。
また一階大広間において、今まで控えていたお素麺の御供養があり、皆様美味しく頂いておられました。
檀信徒の皆さま猛暑の中、お参り有り難うございました。 合掌 善徹記