令和6年8月1日(木)午後1時より、焙烙灸法要を厳修いたしました。連日の酷暑にも関わらず、お参り頂きました檀信徒の皆さま、誠に有り難うございました。
本日は毎年恒例の焙烙灸法要です。読経前に住職より、今までは焙烙という素焼の皿に火の点いたもぐさを置き、その皿を頭上に乗せて百会というツボにお灸を据え、熱中症や夏バテを予防する焙烙灸を行っていましたが、昨今、寺院でも東洋医学の観点から、鍼灸師による熱中症予防の施術が増えて来たことから、焙烙灸と併せて、希望者には鍼灸師の先生によるお灸の施術(写真右下)をして頂くことになったとの話があり、妙信寺とご縁のある鍼灸師の辻内敦先生が紹介されました。先生より自己紹介および熱中症に効果のあるツボについての説明がありました。
読経に移り、方便、自我偈、神力偈、咒陀羅、お題目、此要の後に住職、副住職による読経の中、焙烙灸が行われました。その後、鍼灸師の先生による施術が行われ、本日の法要は終了いたしました。檀信徒の皆さま酷暑の中お疲れさまでした。
もぐさを焙烙の上で燃やし、焙烙を両手で支えることから、安全面等で、焙烙灸の行事も今後は形態を変えて実施することが必要になる時が来るかも知れませんね。合掌 善徹記