5月19日 御供養会を厳修しました。
この日は先ず先日の福寿稲荷大善神祭、無事厳修の御礼の挨拶と、
その時に法話をされたお上人の信心の在り方に感銘を受けた話をさせて頂きました。
我々の布教の方法として「ご法話、お説法」というものがあり、
これは話を通じて大衆に信心、信心の在り方をお伝えするという布教方法であります。
現代の僧侶の多くは人々に「わかり易く」ということを旨に日蓮聖人の歴史や教え、法華経の文などを抜粋して自身の経験などと照らし合わせたりして法話説法をします。
しかしながら古くから妙信寺とご縁ある先日来山くださった上人は、
とにかく「お稲荷様を信じてください、必ず救ってくれます、必ず助けてくれます」
とお話しされます。
恐らく話している人の「信心」というものが希薄であればこの話は全く伝わらないのでしょうけれども、この上人のお話はもの凄く心を討たれるものがあります。これを感じるのは私だけではありません。
これを受け感じたのは法話の原点は「信じてください」これに尽きるんだと。
まだまだ修行不足の私にはこのような境地に至れないですが、願わくば20,30,40年後、この上人のように「信じる者は救われる」という話を檀信徒さまへお話したいな、と切に思った次第であります。
記 善隆 合掌