令和5年6月18日(日)午後1時より供養法要を厳修いたしました。梅雨が明けたと錯覚しそうな、厳しい暑さの一日でした。それでも沢山の檀信徒の皆さまが参拝下さいました。誠に有り難うございます。
コロナウイルス感染症の話題も薄れて来ているように感じますが、皆様には如何お思いでしょうか?少しずつ傾向としては増えているようですね。九波が来るようなことも耳にします。でも個人個人が基本的な防止策を取っていれば感染は十分に防げると存じます。
本日は供養法要です。読経に入る前に、私達が物事を認識する段階における九識に関連した日女御前御返事の御遺文を拝読させて頂きました。
「日女御前御返事」
此のご本尊全く余所に求る事なかれ。只我れ等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり。是を九識心王真如の都とは申すなり。等々日蓮在御判 南無妙法蓮華経
「現代語訳」
此の御本尊を「どこか別の場所にある特別なもの」と考えるのは間違いで、よそに求めてはなりません。私達が法華経(御本尊)を心から信じ「南無妙法蓮華経」と唱える、自身の命の中に厳然と備わっているのです。自分自身の生命の中に、仏の生命の宮殿があり、これを「九識心王真如の都」というのです。
方便、自我偈、神力偈、咒陀羅、唱題と続き、檀信徒の皆さまと、太鼓を打ちながら自我偈三転読修行を行いました。
終わりに住職より、お盆に向けて話がございました。意識に関連した六識、末那識、阿賴耶識及び九識に関連した説明を紙に書いて、分かり易く説明して頂きました。
檀信徒の皆さま、本日はとても蒸し暑い中、参拝賜りまして誠に有り難うございました。 合掌
善徹記