3月21日 春彼岸法要を厳修しました。
コロナ禍に入り、例年は一座で行っていた大法要も「密」を避けるため、幾座かに分けて厳修しておりました。
これに関しましては「病から学んだ幸い」であり、多くのメリットがありました。
一番は人が分散されることにより多くの方々と丁寧にご挨拶させて頂くことができることです。
この分散方法に関してはコロナ禍の学びを活かし、マスク着用の義務が解除された昨今ですが、これからも継続していく所存です。
仏事事の簡素化がコロナの影響もあり年々加速していく一方ですが、故人を愛おしむ、弔う気持ちに時代は関係ありません。こうして檀徒沢山の方にお参り頂く姿を拝見することにより、私も坊主の恰好していながら、先祖様に対する供養を疎かにしてはならないと襟を正す良き機会を与えて頂いているような気がしてなりません。御先祖様を想うということは、御先祖様が遺してくださった現在の自分の周りの環境に感謝するということにも繋がってきます。先ずは一番近しい先祖に成る両親、両祖父母への感謝の気持ちを再確認し日々精進ご修行して参ります。
読者の皆様、季節の変わり目ですので、くれぐれも御自愛くださいませ。
合掌 善隆 記