10月18日、日蓮大聖人の七三九遠忌 お会式法要を厳修しました。
お会式も、お盆、お彼岸と同じように参詣人数を分散させる為、午前午後と分けて法要を行いました。妙信寺のお会式は古くから檀信徒の皆様と一緒に桜の花を手作りで作って当日お飾りしております。この桜の花の由来は大聖人がお亡くなりになられた10月に季節外れの桜の花が咲いたといういう言い伝えからきております。例年ですとお会式法要後には直会(なおらい)の席を設けさせて頂いてましたが、世の中がこういった状況ですので自粛せざるを得ません。
去年のお会式では大台風が大被害をもたらし、今年のお会式では疫病流行というまさに濁悪世という現状。これを偶然と捉えるか必然と捉えるかはそれぞれの信仰心だと思っております。
御遺文『観心本尊抄』に、「天晴れぬれば、地明らかなり」とあるように、
まさに「観心」、現代の私たちの心を神仏に見られているのではないか、と思ってなりません。
人の心が曇れば、社会も暗くなるように。
衆生(私たち)の心を試されているのかも知れません。
令和に入り2年続けて国家の安泰を祈るお会式になりました。
来年の令和3年には願わくばマスクを堂々と外して報恩のお経を捧げたいものですね。
合掌