9月23日 秋分の日 秋彼岸法要を修行しました。
前日までは雨の予報でしたが、当日は見事に予報が外れ、
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉が、嘘かのような暑さの中法要を営むことができました。
法要前には、彼岸にちなみ、彼岸、此岸の話をさせて頂きました。
我々が住む「此岸」には苦しみだらけですが、苦しみから脱却するのではなく、
苦しみと共存することこそ悟りの境地なのではないでしょうか。
十界でも下から4番目の世界。
快楽に満ち溢れているわけがありません。
「現世安穏 後所善所」
という言葉があるように、現世は安穏を祈るのです。
喜びに満ち溢れることは不可能です。
喜びがあれば苦しみもあるのです。
なれば「安泰、安穏」こそが一番の幸せなのではないでしょうか。
そして次代に善い所にいけるよう祈り日々御修行を重ねるのです。
お盆やお彼岸、仏事週間にはどんな形でも構いません。
仏道修行をして頂いて、「後所善所」、死後、彼岸へ渡れるように願いましょう。
合掌