去る7月1日、祈祷会を修行しました。
毎月1日は妙信寺の御祈祷日ですが、
この日は日曜日ということもあり、
沢山の檀信徒の方にお参り頂きました。
法要前には、「諦める」という言葉を用いてお話をさせて頂きました。
「諦める」という言葉は実は仏教用語であり、
語源はサンスクリット語(インド語)で
SATYA(サトヤ)といい、
「つまびらかにみる、聞く」、「明らかにする」といった意味があります。
ところが、昨今では「諦める」という言葉は、
願い事を志半ばで断念する、という様な意味で使われております。
英語でいうなら「give up」でしょうか。
どういった経緯でマイナスな意味に変換されてしまったのかは不確かですが
本来の意味を考えれば正反対な意味合いになってしまいます。
諦める=明らかに極める
と表せばわかり易いでしょうか。
本来の意味をどうかご理解頂ければ幸いです。
合掌 善隆 記