10月1日 月例 祈願会を厳修致しました。
毎月、日蓮大聖人の御遺文を用いて、法話をさせて頂いておりますが、
今月は御遺文ではなく、自ら想う所の話をさせて頂きました。
内容についてですが、
「檀家」という言葉の意味について説明させて頂きました。
昨今、檀家というと良いイメージを持たない方も沢山おられるようです。
壇家の「壇」という字は、お布施やお給仕の意味を持ちます。
現代では檀家というと、そのお寺にお墓を持っている家の事を指すようですが、
本来の意味ではお墓ではなく、布施や給仕の心をいいます。
つまり布施や給仕をしてくださる一家を指します。
妙信寺でいう檀家様は毎月、御講日に来て頂いている方々の様に、
お寺に対して給仕、布施、尽力して頂けるような方々を指し、
そこにお墓が有るか否かは問いません。
という話をさせて頂きました。
このお話しを上座からさせて頂いた折、
改めて僧侶としての襟を正そうと檀家様方の前に於いて
誓った次第であります。