9月1日祈願会

9月1日祈願会(月守札授与)を厳修いたしました。法要に先立ち「ご遺文 法華題目鈔」の拝読・解説をいたしました。法要中、住職による御祈祷が檀信徒の皆様に行われました。法要後住職の挨拶、善隆師による挨拶がありました。

「法華題目鈔」
問うていはく、法華経の意をもしらず、義理をも味わはずして、ただ南無妙法蓮華経とばかり五字七字に限て一日に一遍、一月乃至一年十年一期生の間にただ一遍なんど唱へても、軽重の悪に引かれずして四悪趣におもむかず、ついに不退の位にいたるべしや。答えていわく、しかるべきなり。
等々日蓮在御判 南無妙法蓮華経

「現代語訳」
まず最初にお尋ねしますが、法華経の意味もわからず、説かれている教義や法理をも知らないで、ただ南無妙法蓮華経と五字・七字にだけ限って、一日の中にたった一遍だけ、あるいは一か月の中に、あるいは一年の中に、または一生涯の間にただ一遍だけでも、一心に法華経の題目を唱えたならば、軽い重いの悪業に関係なく地獄・餓鬼・畜生・修羅といった四悪趣に落ちることなく、ついには不退転の位に至って仏に成ることができるのでしょうか。お答えしましょう、まったくその通りです。

写真は上左より、読経中の檀信徒の皆様、御祈祷中の住職、挨拶をされる善隆師と住職

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