月別アーカイブ : 2017年 6月

6月18日供養法要

6月18日(日)午後1時より、供養法要を厳修いたしました。法要に入る前、ご遺文の拝読・解説をさせて頂きました。合掌

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「松野殿御返事」

魚の子は多けれども魚となるは少なく、菴羅樹の花は多くさけども菓になるは少なし。人も又此の如し。菩提心を發す人は多けれども退せずして実の道に入る者は少なし。都て凡夫の菩提心は多く悪縁にたぼらかされ、事にふれて移りやすき物なり。    等々日蓮在御判 南無妙法蓮華経

「現代語訳」
魚の子は多いが、そのなかで成魚となるものは少い。菴羅樹の花は多く咲くけれども実になるのは少い。人もまた同様で、仏道を求める人は多いけれども、途中で退転しないで真実の仏道に入る者は少ない。まったく凡夫の仏道を求める心などというものは薄弱であって、悪縁によって迷わされたり、障害に遭ったりすると、変わり易いものなのです。

 

 
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6月6日 中国大連 稲荷祭

 

6月6日 中国大連の会社に勧請される稲荷の大祭を厳修致しました。

日本とは違った文化に沢山触れられとても勉強になりました。

仏教のルーツを辿ると、発祥地がインドであり、それが中国を経て日本へと伝来されて今日へと至りました。この仏教が継承された国で手を合させて頂けるという機会を頂けたことに感謝です。

 

法要後には住職より、会社の皆様に

「只今お読みしたお経は元々はインド語(サンスクリット語)であるが、

それを中国人の鳩摩羅什という訳経僧の活躍があり漢訳されて、今我々がこのお経を読誦できる」

というお話しをされていました。

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6月1日 祈願会

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6月1日 13時より祈願会を厳修致しました。

法要前には崇峻天皇御書を御拝読解説させて頂きました。

崇峻天皇御書

蔵の財よりも身の財すぐれたり。

身の財より心の財第一なり。

この御文を御覧あらんよりは、

心の財をつませ給ふべし。

現代語訳

蔵の中に山ほども財を積むことができても、身体が弱くては何にもならない。だから蔵の財よりも自分の身体に備わった財のほうが秀れている。また身体がどのように健康であっても、心が豊かでなくては何にもならない。だから心に備わった財が第一である。この手紙をご覧になったら、心の財を積み上げるように心掛けなさい。

 

心が第一と仰せられた大聖人の御遺文を用いて、

供養も同じように故人の事を心から想うことが何よりも尊い供養であり、

それがまた自分の功徳となり心の財になるのではないか。

という話しをさせて頂きました。

 

 

 

 
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